Kawasaki ksr-U エンジンOH
2年前にKSRの新車のデッドストックを買ってすぐにボルトンのシリンダー、ピストン、ヘッドを交換、走行距離もそろそろ5000`に達したので今回OHする事にしました。チューニングしたエンジンは高回転で回す為、ノーマルエンジンより早めのメンテが必要です。

冷却水が抜ける頃にはシリンダーに付いている部品はすべて取外し完了です。次にシリンダーヘッドを取外します。走行距離5000`ほどですがヘッド、シリンダー、ピストンにカーボンがびっしりこびり付いていました。

次に、シリンダーを取外します。取外したら吸気側と排気側のピストンに少々の傷が付いていましたので、2000番のペーパーで表面を均一に仕上げます。もちろんピストンの上部も同様に磨きました。ここで注意しないといけないのは、清掃中にエンジン内部にゴミが入らないようにウエスで処置をしておきます。それと同様に古いガスケットが残らないよう綺麗に清掃しておかなければいけません。ここを手抜きすると冷却水が漏れる原因になります。

シリンダーヘッドも同様に綺麗に清掃します。

ヘッドまで組み込んだ所です。
今回はピストンはそのままで、ピストンリングのみを交換しました。
シリンダーの取付けボルトとヘッド締め付けには必ずトルクレンチを使う事。
特に熱影響の受け易い所は各ボルトを均等に締付けないと熱影響でシリンダー、ヘッドが割れる可能性があるからです。
締付けトルクはサービスマニュアルどうりの2.5`です。

あとは、エンジンに付いていた部品を元どうり取付けして完了です。

まず最初に外装を取外し、冷却水を抜きます。抜いてる間にガソリンタンク、キャブレター、リードバルブを外していきます。作業を効率よく進める為です。
 

 2サイクルエンジンは構造が簡単なのでコツを覚えれば誰でも簡単に行えます。作業時間は半日程度で行えます。今回の費用はピストンリングとガスケットで3000円位です。
ショップに頼めば工賃だけでも10000円以上は軽くすると思いますので興味のある方は是非チャレンジして下さい。

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